今月の聖書黙想
≪ ~自分の神を知る民は確固として行動する ≫
ダニエル書11章32節
日本中、世界中が、突然自分たちに襲いかかってきた悪性のウィルスに苦しめられ、悲鳴をあげています。
今だ有効なワクチンも薬も開発できず、治療法も確立していません。
これは一種の迫害だと云う人もいます。
聖書の民は古来から、実に多くの迫害に会い、何度も苦境に立たされては、これを信仰と祈りによって乗り越えて参りました。
ダニエルも、やがて起こるべき大迫害の時に、苦しみのあまり信仰を棄てる者も出てしまうが、〝神を知る民は、確固として行動する〟(32節)と示されました。
「神の民」は一人ではありません。
確固たる行動を選べるのも、神の言に聴き、これに従うからです。
だからどんな苦境の時にも知恵深く、落ち着いて、今なすべきことを誠実に果たしてゆけるのです。
思い悩む時、途方に暮れる時に、そこへと戻ってゆける場所、規準が与えられていることは、まことに幸いであると思います。
桑原睦彦
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